家具に使用される様々な木材の中でも、ウォールナットは、非常に人気の高い材料です。そんな美しく人気のあるウォールナットの魅力を、さらに引き立ててくれる塗装方法が、オイル仕上げです。
今回は、この“ウォールナット+オイル仕上げ”という人気の組み合わせの家具について、その魅力やお手入れの仕方などをご紹介します。
ウォールナットという木材について
まず始めに、ウォールナットという木材について、簡単にご説明しておきます。このウォールナットという材料は、“衝撃に強い”、“重厚で狂いが少ない”、“加工性や接着性に優れている”といった、家具材料として大変優れた性質を数多く持ちあわせています。
その上、木の色は褐色をしており、木肌や木目の美しさは歳を重ねるごとに味わい深く、艶やかになっていきます。その落ち着いた色と雰囲気が、大変美しいというのが人気の理由になっています。
こういった性質や美しさから「ウォールナット」は「チーク」、「マホガニー」と並んで世界三大銘木という、世界で三本の指に入る銘木のひとつとして、数えられているのです。
ウォールナット材料をオイル仕上げにするメリットとデメリット
そんな人気のあるウォールナット材の魅力を、最大限に生かす仕上げ方法が、今回ご紹介するオイル仕上げです。しかし、このオイル仕上げという方法にも、メリットとデメリットというのは存在します。
知らずに購入して、「こんなはずではなかった…」といった失敗をしないためにも、
これから紹介するオイル仕上げについて、事前に確認しておきましょう。
オイル仕上げのメリット
オイル仕上げは、自然由来の植物性オイルを主原料とした塗料を、木の内部にしみこませる方法です。そのため安全性が非常に高く、小さなお子様がいらっしゃるご家庭でも安心してお使いいただけます。
そしてしっとりとした自然な仕上がりは、世界三大銘木のウォールナットの美しい木肌を最大限に引き立てます。ナチュラルな木が本来持っている質感を楽しめるのが、オイル仕上げの魅力です。
オイル仕上げのデメリット
魅力のあるオイル仕上げですが、苦手な部分も存在します。ウレタン塗装のような硬い塗膜をつくる仕上げ方法ではないので、傷や汚れには弱いといった部分があります。
また長年使っていくとオイルが少しずつ抜けて、表面がかさかさになっていってしまいます。ですがどちらも簡単なお手入れをすることで回避できますので、大きな心配をするほどではないかと思います。
オイル仕上げのお手入れ方法
そのオイル仕上げのお手入れ方法ですが、難しいことはありませんのでご家庭で簡単に行うことができます。
傷や汚れを落とす
気になる傷や汚れがある場合は、#600のサンドペーパーで落としてしまいます。木目に沿ってなでるように削っていきましょう。
拭き取る
ホコリや汚れが付着していると、オイルが染み込みにくくなります。乾いたぞうきんや、中性洗剤を溶かしたぬるま湯を固く絞った布などで表面を拭き取りましょう。
オイルを塗る
オイルをしっかりと混ぜて撹拌し、ウエスに染み込ませ、塗り広げていきます。その際、厚塗りせずに、うすく伸ばして塗るのがポイントです。
オイルを拭き取る
オイルを塗り終わったら、拭き取り用のウエスですぐに拭き取りましょう。この拭き取りをしっかりと行わないと、オイルが乾ききらずにベタつきが残ってしまいます。
オイルを乾燥させる
しっかりと乾燥させればお手入れは終了です。乾燥後はまた通常通り、お使いいただけます。
オイル仕上げのウォールナット家具の購入をお考えの方に
ウォールナットという木材について、そしてオイル仕上げについて簡単にご紹介させていただきました。今回のご紹介でもし興味をお持ちいただけたのであれば、是非オイル仕上げのウォールナット家具の購入をご検討してみてはいかがでしょうか。
NOLSIAではオイル仕上げのウォールナット材を使用した様々な家具をご用意しております。フルオーダー、セミオーダーが可能な商品もございますので、不明な点がありましたらお気軽にご連絡くださいませ。