北欧スタイルの家具―シンプルで温かみのある住生活

北欧の家具と聞いて、どの様な印象をお持ちですか？シックで、何となく本物感があるインテリアだけど、値段は高い印象というのが一般的でしょうか。

しかし現在は、日本製の比較的お手頃価格の北欧スタイルの家具も数多く販売されています。今回は、北欧家具の歴史や魅力をまとめました。

北欧家具の歴史・背景

北欧家具は1950年代に、黄金時代を迎えたと言われています。そこに至るまでには様々な経緯を経てきました。

北欧というと、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドのスカンジナビア諸国に、デンマークを加えた地域を指すのが一般的です。この地域は、特に20世紀の初頭までは、ヨーロッパの中心から離れ、厳しく広大な自然に囲まれた、文化・産業の後進国といった位置づけでした。

しかし、それから様々な変遷をたどる中で、世界に例のない北欧家具独特の様式を、形成していくことになるのです。

北欧家具の特徴を形作った原点は、その厳しい自然環境にあると言って良いでしょう。北欧では、夏は短く、暗く厳しい冬が長期間続きます。長期にわたる寒さの厳しい冬は、家への長期滞在を余儀なくします。

北欧の人たちは、長く厳しい夜を、明るく・暖かく・快適に過ごすための居住空間を、限られた資源を使って創りだす為に、独自の北欧インテリア・家具といったものを発展させていったのです。

結果、北欧家具は、そのような環境のもと長く使い続けられることを前提としているので、「ものを大切にする」という日本人の感覚と似ていることから、北欧スタイルがブームになっているのでしょう。

北欧家具は、一見地味に見えてしまうこともありますが、家具本来の性能を持ち合わせているとても魅力的なものばかりです。

長く厳しい冬は家で過ごす時間が長いからこそ、そのライフスタイルに合わせて、家でも楽しく過ごせるような鮮やかなカラーを使って家を明るくするような工夫や、あたたかみを感じられるデザインばかりです。

家の中を、いかに明るく、快適で居心地いい環境にしていくかという知恵から生まれた北欧家具は、心の豊かさを大切にする心から生まれきたものなのでしょう。

北欧家具の魅力でもご紹介したように、長く使い続けてもらうことを前提としているため、とても頑丈で、耐久性に優れているという点があります。また、最小限に無駄をそぎ落としたデザインは、使いやすさの観点からも非常に合理的で居心地よい空間を演出することができます。

北欧で造られた熟練感あふれるオリジナル家具は、日本製でも、北欧の魅力を存分に持つ、北欧スタイルの家具が、比較的手ごろな価格で数多く販売されています。

北欧スタイルのインテリアは、同じ木を多用する日本の文化に馴染みやすく、また自然な環境というライフスタイルに目が向きつつある、現代に相応しい先駆性も持っています。

NOLSIAでは、北欧スタイルの家具を幅広く扱っています。北欧の魅力にNOLSIAで浸ってみませんか。