同じインテリアでも、照明を変えるだけでお部屋の印象が大きく違って見えるもの。
照明の使い方ってなんとなく難しそうと思っている人もいるかもしれません。でもじつはほんの少しのコツを知ることで、意外に簡単におしゃれにできるのです。そんな照明のコツをおさえて、インテリアをもっと素敵に演出してみましょう。
種類の異なる照明を組み合わせる
天井に設置した照明1つだけでお部屋を全体的に明るく照らすというのは、日本のご家庭では一般的に見られる方法です。この方法はお部屋のすみずみまで均一に明るくできるので合理的とも言えますが、どうしてもインテリアが平坦で単調に見えてしまいがち。
ホテルなどのような雰囲気のある照明にするためのコツとして、もっとも大切なのは「複数の照明を組み合わせる」ということです。
全般照明と部分照明
照明には、大きく分けて「全般照明」と「部分照明」の2種類があります。
全般照明とは、部屋全体を均一に照らすための主照明のことで、シーリングライトやダウンライト、シャンデリアなどがこれにあたります。
一方、部分照明というのはフロアスタンドやテーブルランプ、スポットライトのように、とくに必要な部分だけを照らす照明で、全体照明を補う役割を担います。この2種類の照明を組み合わせることが、おしゃれな照明の基本になります。
光の濃淡をつくる
2種類の照明を組み合わせるとき、ポイントとなるのは全体照明をあまり明るくしすぎないこと。全体照明の明るさを調光機などであえて少し暗めに設定しておき、ところどころ部分照明の光を重ねて、意識的に明るさの濃淡を作ります。
こうして明るい部分と暗い部分を対比させることによって、お部屋に立体感が生まれ、インテリアもより引き立ってくるのです。
光の色を選ぶ
さらにお部屋の印象を変えたいときには、光の色にも工夫を加えてみましょう。
光の色によって、人の心理状態は様々な影響を受けると言われています。例えば、ご家庭のリビングなどで使用されることの多い蛍光灯色(青白い光)は、気分をさわやかで活動的にしますが、白熱灯色(オレンジ色の光)は穏やかで落ち着いた気分をもたらします。
こうした心理効果を利用することで、お部屋をより快適に演出することができるのです。
できることから始めてみる
ここまでご紹介した以外にも、照明の配置バランスや光の方向、あるいは照明そのもののデザインなども、インテリアを素敵に見せるために考えておきたい要素です。
「やっぱり色々ありすぎて難しい」と感じたら、とりあえずはスタンド等の部分照明を追加してみるなど、すぐにできることから始めてみるのもおすすめです。実際に目で見ることで、何が必要なのか分かってくるかもしれません。
その際はインターネットやインテリア雑誌などで、自分好みの照明使いをしているお部屋の写真などを探して、参考にするのもいいでしょう。
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